徒然なるままに書き連ねたくなること。久しぶりにスゴいドラマを鑑賞して、そのラストシーンには思わず心の叫びを隠せなかった。いや〜ドラマって本当にいいもんですね、今までの既成概念すら覆される内容でしたよ、うん(頷)
昨日は、台風も近づいているためか、午後からやけに気温が上がってきたし、これから同業の先生と自主セミナーに向けたミーティングを、当事務所で行うことになっていたので、なるべく控えていた事務所の冷房も思わずO〜Nとプッシュしてしまった。
特定技能の取次申請手続きも一段落していたので、彼が来る前にミーティング用のレジュメを印刷したり、もう一度、彼から頂いた書類に目を通したりと、事前準備を万端にして出迎え、年内に2回は行う予定となっている、一般のお客さんをお出迎えするセミナーの場所予約をし、内容手順などの打ち合わをした。
彼が帰った後も、第1回に大田原市で行う予定の「相続を争族にいないために、今できること」と題するセミナーの内容確認で、遺言を初めとして、成年後見、任意後見契約、財産管理委任契約、民事信託契約と、再度資料を読み直したが、なかなか、どれを取っても単体ではメリットデメリットが存在するので、ケースバイケースでのミキシングが必要となるから、その取り合わせも難しいところだ。
そして、大体、夜は気晴らしも兼ねて、薄暗い事務所の机の上に置いた愛機のMacBook Airでもって、一人大好きな映画やドラマを見るのが自分の日課になっているのだが、昨晩のNHKのドラマ「聖女」はホントにスゴかった。
主演の広末涼子さんの鬼気迫る演技に圧倒され、ラストシーンでは「早く、早く、助けてやってくれ〜」と、思わず心の中で叫んでしまった自分がいた(女優さんてなんでこんなにスゴいの…)。
結局、自分の心の叫びも虚しく、彼女は入水した海の中に消えて行ってしまうのだが、過去に初恋に胸をときめかせ、今は立派な弁護士となって運命的な再会で彼女を弁護する立場になった青年が見守るこのシーンは、今まで「愛を美化するだけ」であった自分にとって、「愛とはなんぞや」とその真髄を考えさせるものであった。
被告人の肩書きを背負ったままこの世を去った彼女は、精一杯必死に生き抜くために、その生まれ持った美貌と編み出した作り笑いとで男に縋りつき、その挙句に世間からは男を弄ぶ極悪人と蔑まれるが、それでも生きるために必死にもがく中、再開した彼に取り返しのつかない「真実の愛」を見出してしまう。
しかし、彼女を取り巻く環境は、その「純粋過ぎる愛」を許すことはなく、ラストシーンは、彼女が必死に生きてきた「過去の所業」が、彼女にその清算を迫った結果であった。
ドラマの中で、ボス弁(岸部一徳)が、マスコミ相手の記者会見シーンで、こんな趣旨のことを言ったのがなんと意味深で、このドラマの要であったのではと、考えさせられる。
「皆さん、愛を美化するのは止めませんか。愛こそ全てとか、愛は何何を救うとか、兎角愛を崇高なもののように扱いますが、そもそも愛も欲望の一種で、執着の始まりです。響きは綺麗ですが、非常に曖昧で危険なものです。(略)チープなイミテーションより光り輝く宝石を、家事のできない女性より得意な女性を選ぶ人もいる。それを愛と呼ぶ人もいれば打算と呼ぶ人もいるでしょう。しかし、それはただ単に生きるための知恵、自然の摂理です。人間は自分をより幸せにしてくれる方を選ぶんです。そして我々は、どんなに深い愛も努力も、決して幸福を約束してくれるものでないことを知っています。愛を必要以上に美化するのを止めること…」、この淡々とした話しぶりが耳の残った。
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