徒然なるままに書き連ねたくなること。みんな人は、親しくなればなるほど何かしらの恥ずかしさが先に立つのか、お互いの顔も見ないどころか、スマホの画面ばかり気にしながら、上の空の会話をしているような気がするな、最近は…。

query_builder 2022/09/10
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指切りげんまん男性等

今日は午後から夏日となったので、前に相談受けたお客様が来所する予定があったこともあり、エアコンの電源入れて事務所の空気を冷やしておいた。


既に、弁護士に引き継いだ案件なのではあるが、最初に依頼を受けた相談者でもあったので、東京にいる弁護士に代わって、当職が訴訟委任状であるとか、証拠の原本の類を預かった上で、今後の民事訴訟の手続きについてレジュメを作って簡単に説明をした(当然無報酬です…うん)。


ひととおり説明してあげると、「そうですか、色々と今後大変なんですね。でも、私どもは、もう特別何かする必要はないんですね」と、それでも不安そうに聞き返してくるので、「通常は、本人尋問とかまで手続きが進まなければ、後は弁護士任せで済みますよ」と言って、安心してもらった。


話は変わるけど、今朝のNHKのニュースで、ベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートする「LOVE LIFE」という、一風変わった日本からの出品作品の話題を取り上げていた。


手話で演技をする男性俳優が出てきたので、「いや、やけに上手な手話の演技だな」と感心していると、もう何十年の経験のある、砂田アトムさんという「本物の聾唖俳優」さんだと知り、一気に目を見張った。


砂田さんご本人のインタビューを聞いていると、手話で演技することの心得みたいなものを強調していた。


先ず、手話というものについて、「ただ、手で形を作るだけではなく、そのケースに応じて、細かな手の表現に変える」ことが重要なのだという。


そして、何よりも「相手の目を見て」手話で会話することが重要なのであり、それによって、お互いの気持ちが本当に通じ合うのだという。


ニュース映像に出てきた場面では、そのことが、健常者同士の会話と手話での会話という対比として現されていた。


キッチンでの場面であったが、健常者同士の場合には、お互いが目を合わせることもなく、背中合わせで会話をし、少し上の空という感じで話していたが、いかにも、象徴的に砂田さんの指摘が当たっているようで、自分自身も思わず唸ってしまった。


スマホに依存しがちな現代人は、もう一度、砂田さんの率直な意見に真摯に耳を貸すべきなのかもしれないし、一昔前のアナログ人間を見習えば、スキンシップもより一層充実するかもしれないね。だって、「目は口ほどに物を言う」って言うから、目を合わせることって、重要なんでしょうね、コミュニケーションをしっかり取るには。

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