徒然なるままに書き連ねたくなること。まるで近未来社会の映画のようだ。まさかAIに面接される時代が来るとはね。これってどうなんでしょうかね〜果たして…?
事務所のカーテンを開けると、早朝から曇天の空が広がり、いかにも梅雨空という空模様ではっきりしないが、湿度が高く蒸し蒸しとして、起きたばかりだというのに汗で下着がへばり付く。
最近、当事務所は、ワンストップサービスをより充実させることを目的に、提携弁護士への無料紹介手続を付けた、スムーズな引き継ぎサービスのできる顧問契約に力を入れているが、お陰様で知り合いの伝手を辿って少しずつ顧問先も増えてきた。
そして、先日、その顧問先の会社社長から、「今度、自社の取締役になってくれた人が、少し相談したいことがあるというので、聞いてくれますか?」との話を受け、電話を代わってもらうと、何やら、業務提携契約を結ぶに際しての注意点などを質問されたが、簡潔に内容説明をしてあげると、相手も大変安心した様子で、「いづれ契約書を作成する際には…依頼します」と、声も弾んでいた。
こういったことで、依頼者に喜んで頂けるのなら、こちらとしても、この仕事の冥利に尽きる、そんな気持ちになったものだ。
ところで、今朝、NHKのニュース番組で、これからの就職面接に、なんとAI面接が採用になるというか、もう随分と各会社でもってその採用が進んでいるとの報道があった。
女性のニュースキャスターが、試しに行ってみたところ、面接室に置かれたスマホの前に座って、それをタッチすると、AI面接が始まり、事細かく用意された質問が次々に矢継ぎ早に飛んできては、それに被験者が答えるというものだ。
これの開発には、1,000人を超す人々の面接情報が埋め込まれていて、事前にAIに情報を学習させているというのだが、「AIに何が分かる。面接は人間がするべきだ」という先入観が働いての結果とも思うが、自分は、やはり、面前でもって人対人が相対してこそ、書面や発言内容のみでは汲み取れない、その人の態度であるとか、言葉の抑揚であるとか、そういったものから読み取れる、その人の感情や性格等といったものが滲み出てくるので、まさに、それを判断できるのは「人」しかいないのではないだろうか(まっ、補助的にサポートツールとして利用するにはいいでしょうが…)と、そう思った。
それに、こういったAI面接に端を発して、AI活用が社会全般に波及することにも危惧する一面を感じていて、例えば、自分の前職場である裁判所において、万が一、多量の情報を事前にAIに学習させることで、裁判官の代わりが務まるとこの社会がマジで考えるようになったらどうだろう、と考えると空恐ろしい気がした。
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