徒然なるままに書き連ねたくなること。一部の資産家と言われる人間が、圧倒的多数にのぼる小市民たる労働者を、意のままに操るシステムっておかしくないですかʕ•ᴥ•ʔ
カーテンを開けると天気が悪いので、肌寒い一日になるのかと思いきや、事務所にいても意外と暖かいので、半袖ワイシャツにすることにした(こういう時、事務所兼自宅は便利である)。
先日、顧問先の会社社長から電話で依頼を受けていた、彼の知人の家庭内の相談は、当職のアドバイスもあって(なんて…)、長引くこともなく、無事解決したので、ホッと安堵のため息をついたところだ。
さた、いつも読む今朝の新聞コラム欄「雷鳴抄」に、先日、牛丼チェーン大手「すき家」で起きた、「ワンオペ」勤務での死亡事件の記事が載っていた。
「雪が降る大みそか。マッチ売りの少女は寒さ疲労に耐えかね、夜の街角でひとり息絶える。」という、アンデルセンの童話を引き合いに出し、この問題を端的な文章で問題提起していた。
この童話は、19世紀の物語であるが、今なお、世代を超えて多くの人の心を打ち、涙を誘っているが、今回の事件は、それが、決して一時代昔の過去の遺物なのではなく、この産業や文明の発達した現代社会においても、同じ問題が根太く残っていることを示している(いや、高度資本主義の時代だからこそか…)。
今回亡くなられた50代の女性は、一店舗での業務をすべてひとりで行うワンマン・オペレーション(略称ワンオペ)を、早朝から行っていて、体調を崩して亡くなったのであるが、もし、複数人で業務を行なっていれば、早期に発見できてその命も助かったのかもしれないと考えれば、「当然予想ができた」という意味では、悪質な人災なのではと思ってしまうし、当の彼女は、会社の犠牲者であり、奴隷でもあったのではないかと、憤慨してしまう。
すき家という会社は、記事よれば、3月期の売上高、純利益共に過去最高の収益を上げて絶好調ということらしいが、むしろ、それが故に、このような過重労働とも言える業務を、押し付けたのではないか、つまり、右肩上がりの会社においては、利潤追求が最大目標であり、それを産む労働者はただの駒に過ぎないため、「労働者の健康を度外視してでも、会社の利益を優先した」結果だと言えるのではないか。
引き合いに出された、マッチ売の少女は、大好きだったおばあさんの幻想に抱かれて、微笑みながら天に召されたが、この方は、果たして如何だったのかと思うと、とても人ごととは思えず、熱いものが込み上げてくる。
世界を見回しても、ほんの一握りの資産家が、世の中のほとんどの富を牛耳って、食べることにも困っている人たちに、その一部すら再配分しようなどとは思ってもいない(仮に、思っていても実行していない)。
このような内容を書き込んでいたら、なぜか自分の脳裏に、大学時代に読んで考えさせられた、あのノーベル文学賞受賞者のアルベール・カミュの小説「ペスト」が浮かんできて、そこに描かれた人間の不条理性について、再度思いを巡らした。
ところで、さー、もう少しで、サッカー日本代表対ガーナ代表戦が始まるぞ〜気合い入れて応援しなければ(気合いだ、気合いだ、気合いだ〜)。
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