徒然なるままに書き連ねたくなること。ここのところの暖かさで、木々や草花が盛んに芽生え始めるこの時期に、なんと嬉しいことか、当個人事務所にも新たな新芽が育ち始めました〜٩( ᐛ )و
ついこの前まで、事務所の椅子に座っていると、足元から体の芯まで冷え上がってくるような寒さを感じていたが、あれよあれよという間に、季節が過ぎて、春うららを感じる時期に至った気がする。
周囲を田んぼに囲まれた片田舎の、のんびりしたこの地では、そろそろ、あちこちから「がちゃがちゃ」という地面を掘り返す耕運機の音が聞こえてきて、田植えの準備が始まったことを知らされる。
そして、自分の大好きな黄色い花を一面に咲かせる、菜の花の群生がそこらじゅうに目に付くようになると、春爛漫という言葉と共に、自営業の自分には、なぜか「転機」という二文字が頭を過ぎる。
そんなことを考えていたら、思いがけない方から電話が入り、法務相談の依頼を受けた。
その方は、主に、首都圏を含む関東一円を中心に、建物のリフォーム等を手掛けられている建設会社の社長さんなのだが、今回の相談というのは、仕事上でのトラブルで、執拗なクレームを受けているので、なんとか対処をお願いしたいという、悲痛なものだった。
伺ってみると、依頼者の社長さんの方では、請負契約どおりにきちんと仕事を成したにも関わらず、相手方は、契約書に明記もされていない細かい部分で、主観に基づく一方的なクレームを言い放ち、結局は、契約違反で元に戻せと、原状回復請求を主張している方らしい。
結論的には、ある程度の法的アドバイスはできたものの、自分の立場で、「争っている相手」になんらかの書類を内容証明郵便で送付するなどは適当ではないと判断し、無償で弁護士に引き継ぐことで納得いただいた。
誠意を尽くして行った仕事に、不当な言い掛かりをつけられることは非常に悲しいことだと、依頼会社の社長さんもおっしゃっていたが、伺っているこちらもやり切れない気持ちにさせられた。
ただ、今回相談を伺っている過程で、本契約のベースとなった市販の契約書を見せていただいたのだが、随所にクエスチョンマークを付けたくなるものだった。
その旨、依頼会社の社長さんに申し上げ、もしよろしければ、基本的に穴埋めで対応可能な、汎用の請負契約書を作成してあげましょうかと提案したところ、嬉しいことに、待ってましたとばかりの返事をいただき、早速その仕事に取り掛かった。
さらに、図々しいことではあるが、兼ねてからの希望であった、企業顧問契約のことについても、原則、会社内のさまざまな法務問題の相談及びそれに関連する簡単な契約書作成を引き受けます、などとご説明したところ、これまた願ってもない好返事をいただいた。
当事務所としては、初めての「企業顧問契約成立」のため、本当に胸躍る気持ちになったが、反面で、責任の重さも改めて噛み締めることになり、引き続き精進しなければいけないと、心に決めた。
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