徒然なるままに書き連ねたくなること。2年以上に亘る閉じ籠もり生活を強いられる、長〜いコロナ禍が続いている、ある種異常な社会状況下で、手放せない「安心感」を感じるというのも分からなくはないかもなぁ( ´∀`)
外国人の在留資格変更許可申請などの申請取次の仕事をしていると、今の日本の基幹産業、特に、建設業を例にとると、日本社会の蝕まれつつある現況が見えてくるようで、よく言う少子高齢化がもたらす影の部分が実感される。
どういうことかと言うと、以前扱った事案で、建設会社の社長が、「外国人(ベトナム人)の青年は、日本人よりもよほど一生懸命に仕事をしてくれるし、性格も真面目で明朗だ。それに引き換え、日本人は仕事の不平不満を言っては、直ぐに辞めてしまって教えた甲斐がないし、募集をかけても集まりもしない。だから、うちらのような建設業関係の仕事は、今や外国人に頼らないとやっていけない。」というように、歎息していたのを思い出したからだ。
これなど、自分が勤め始めた頃よりも人手不足が深刻化しているのを表しているし、特に、体力勝負の面がある建設業では、当然、高齢者では無理な面があり、結局は若者に頼らざるを得ないのであるが、その若者が少子化で人手不足であるために、需要と供給のバランスが崩れて、市場原理が機能しない状況になっているのではと思えてくる。
ところで、この2年以上に亘る長いコロナ禍において、ウイルスを体内に取り込ませないために、欠かせないものの一つとして、除菌スプレー以上に一般社会に馴染んだものに、周囲を見回せば誰もが付けているマスクがあるが、先日、鬱陶しいとばかり思ってきたマスクの概念を一変させるような記事が新聞に掲載されていた。
最近、20代から30代を中心にして、マスクを付けないどころかその逆で、人前でマスクを外すことに強い抵抗感を感じ、そのことをマスクを下着になぞらえて「顔パンツ」などと呼ぶ人たちが現れたのだという。
その理由としては、リサーチ会社の調査結果から考察すると、「顔パンツ(マスク)が必須となって、社会生活上、作り笑いをしなくて済む」とか、女性ですと、「肌の調子が悪くても気にならない」といったことが考えられるらしい。
以前から、社会生活での人間関係に悩む人たちに寄り添ってきた専門家などは、マスク常用のメリットとして、「他人の視線が気にならず、精神的に落ち着きを持てる」反面で、マスク常用それ自体が、社会との間に壁を作る危険も生じるデメリットもあるということで、「だてマスク依存症」と名付けているという。
ただ、ここ数年のコロナ禍を契機に、マスクを介したコミュニケーションが社会に普遍化し、それでもって心の平安が保たれて、ある種、マスクをもっての「安心感」で円滑な社会が構築されることになるのであれば、それはそれでいいのではないのかな、とも思える自分である。
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