徒然なるままに書き連ねたくなること。終活という言葉も最近ではよく聞くようになってきたが、具体的に「終活の一つで…」と遺言書の作成を依頼されると、なにやら人ごとではないと思えるようになってきたの段。
今朝は久しぶりに早く起床して、本日午前中に入管へ許可申請予定の申請書を5件分最終チェックした。
次回申請のために全部の書類をコピーとして残しておくのだが、今回は、特定技能への変更許可申請(新規)であるため、枚数がとんでもない状態となり、先日1000枚も大量に買い込んできたコピー用紙も、既に半分以下となってしまい、「これは、チェックに疲れる訳だよな」と自分を宥めるようにため息をついた。
少し肌寒い中並んで若い番号の札をとり、窓口が開くとほぼ同時に、受付にいる審査官に、分厚い申請書を手渡すと、「厚いですね」との相手の照れ笑いに、「はい」との杓子定規のやりとりの後、30分ほど待たされはした(普段は1時間以上当たり前だが)が、何度も何度もチェックを繰り返した甲斐があってか、「はい、結構です。」の一言で受付された。
これだけ分厚い申請書類を提出して、なんの指摘もされなかったのは非常にラッキーだった(正直、不安な箇所が何点か見受けられたので…)が、これから実質審査に移るとは言え、とりあえず形式審査を通過したのはありがたかったので、早速、心配されている依頼会社の担当者に電話したら、ホッとしていたので、こちらもホッとした。
ところで、先日、デイサービスを受けておられる高齢の男性から、知人を通じて自筆証書遺言の作成を依頼された。
早速、相談方々、依頼者本人と面談してみると、本人から最初に出てきた言葉が、思いもかけない言葉で、笑顔で冗談半分気味に「俺もいつ死ぬかわからんから、終活の一環で…」というものだった。
たしかに、80代後半の方であるので、そういう風にご心配されるのは致し方ないことだが、そういった話を伺うと、仕事とは言え、なにやら自分自身にも置き換えてしまうところがある。
そして、話を伺い始めた当初は、疎遠になった息子には自分の遺産は一切相続させたくないと突き放すように言っていたが、よくよく話を伺っていると、やはり、息子さんのことは可愛いようで、最後のころには、「あいつにも、幾らかは残してやらんとな…」という感じで、何か熱いものを堪えているようにも感じられた。
「どんなに疎遠になっても、人の親、子供は可愛いんだな〜」と、同じ子を持つ親として、強く共感できるものがあった。
自分も、遠く京都の地にあって、なかなか会うことが叶わない息子のことは、一度たりとも忘れたことはない。
自分自身、いろいろな葛藤の中、まるで五里霧中で彷徨っているような状態であったとしても、いづれ書き込むエンディングノートには、きちんとした終活結果を書き残したいと思っている。
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