徒然なるままに書き連ねたくなること。連日報道されているウクライナへのロシア軍による軍事侵攻は、強大な権力を掌握したひとりの為政者の狂気的行為によるものだが、その悲劇は膨大なものになるんだぜ〜(`_´)

query_builder 2022/03/05
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訴えかける男性

早朝、テレビをつけると、連日報道されているウクライナへのロシア軍による軍事侵攻のニュースが真っ先に目に飛び込んでくる。


その戦火の中で、恐怖に慄く親達が、泣き叫ぶ幼い子供達を抱きしめる姿などを目にすると、同じ子を持つ親として、まさに居た堪れない気持ちになってくる。


本当にこのような非人道的な国家による侵略行為は、国際法云々などと蘊蓄を述べていないで、即刻同様に巨大な力で持って抑え込むべきだろう、なんて後先構わぬ気持ちにもなってくるが、とにかく、こう書いている間にも、尊い人命が何人も奪われている現状をなんとかして欲しいというのが、遠い国からのせめてもの願いだ。


一転、自分の状況に目をやれば、こうやってポカポカした陽射しがたっぷり注ぐ事務所の椅子に腰掛けて、今日の午後の依頼者の予定などに目を通しているが、その平凡が如何に幸せなことであるのかに気がついていない自分もいることに、改めて気付かされる。


常々、反省を込めて自己の内面を見つめ直しながら、そして、周囲の人々の行動を見つめながら、時折神妙になって「人間とはなんぞや」という、本質的な問いを誰ともなく問いかけたくなることがある。


自分の生涯の師匠、今は亡き文芸評論家の亀井勝一郎先生は、「愛の無情について」という書物の冒頭で、「人間は元来辻褄のあわぬもの」つまり「矛盾なる存在」であると断言し、「絶望からの出発」という別書では、「人生は絶えざる矛盾の連続であり、矛盾の完全消滅とは死以外にはあるまい」とも述べています。


これらの言葉の数々は、いつも自分の脳裏の片隅にいて時折大きく顔を出してくるのですが、例えば、テレビでの幼児誘拐報道などで、知人が「あんないい人がどうしてこんなひどいことをしたのか信じられません」などと言っているのを見たりすると、「人間なんてどこに狂気が潜んでいるのか分からないよな」って、自分への戒めも込めて、思いを新たにする。


そういう意味では、今回のウクライナへのロシア軍の侵攻命令を下したプーチン氏も、日本の心である柔道を愛し、日本古来の犬種である秋田犬を愛する、実に愛情豊かな人間であるはずの者が、ひとたび巨大国家の為政者となれば、あたかも鬼神のごとき振る舞いをするというのは、まさに、人間の持つ「本来的矛盾性」ゆえの結末なのか、だとしたら、あまりにも人間とは哀しき存在と化してしまう。


でも、亀井先生は、人間への希望も込めて、矛盾は尽きないが、何かと出逢うという「邂逅」、それが、人間ではなくても、書物でも音楽でもなんでもいいから、「これだ」というものに出逢うことによって、自分自身が「開眼」、自分の心の扉が開かれて、より理性的な方向に導かれるのではないのか、そして、最後には「瞑目」(いわば、ビートルズの「Let it be」でしょうか)という境地入るのではないか、という内容のことを説かれているが、プーチン氏にもこうあって欲しいと願う次第だ。

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