徒然なるままに書き連ねたくなること。異国であんなこと言われると頭ん中真っ白だろうな、これが現実か、シビアな世界だよな〜(๑>◡<๑)の段。
今日は、朝から快晴の心が爽やかになる空模様となったので、事務所は予定どおりカーテンを開けたが、予定表を見たら相談者がみえることにもなっていなかったため、昨日が目一杯忙しかった疲れを癒そうと、事務所の椅子ではなく、テレビのオリンピック中継を見ながら少しまったりとした。
でも、昨日のことを思い返すと、宇都宮の入管でのちょっとした出来事が、「あの後、彼らはどうなったかな〜」と気になっては、やはり現実というのは厳しいものだなと思ったりした。
自分が、人材派遣会社の担当者と念入りにチェックした分厚い申請書をカバンに入れて入管の待合室の長椅子に座っていると、次から次に入ってくる外国人の方々の中に、「No.〇〇の方いらっしゃいますか〜」と呼ばれて、窓口に向かった男女のカップルがいたが、今まで言葉柔らかかつ丁寧に説明をしていた窓口の審査官が、急に表情を固くしては手に持った在留カードをその男女に示しながら、「これどうするんですか、更新の申請されてもとおりませんよ、もう既に在留期間が切れてますよね、カンボジアに帰るしかないですけど、直ぐに飛行機の予約は取れますか、取れないと日本から強制的に退去ですよ、どうするんですか…」等々と矢継ぎ早に捲し立てた。
慣れない異国の日本で、その上それほど流暢とは思えない日本語でもって、その次々に襲い掛かるような問いかけに答えるのは至難の技なようで、当の男性は言葉もしどろもどろになって、隣に付き添いできたらしい女性に目で助けを求めてはいたが、彼女も目の前で起きていることがなかなか理解できないようだった。
そして、たまたま、自分のいた長椅子の少し離れた位置に座っていた関係者らしい女性が、窓口のやり取りを見ていて、少しは意味が分かったのか、「Oh,my god.he has no money…」と、顔を覆って言葉を発したため、何か少し気の毒になって、窓口から戻ってきた彼らに、私も思わず、拙い英語でもって、「Excuse me.May I help you?」と声をかけたら、ゆっくりと話してくれた英語を解するに、言われた意味が分からないらしかったので、これまた拙い英語でもって、窓口の女性審査官が言った意味を「I'm sorry.She said you must return to your country immediately」と簡潔に伝えると、彼らもまた顔を覆って「Oh my god」と言って二人して項垂れた。
そりゃそうだろう、遥か遠くの異国日本にやっとのことで働きにこられて、またこれからもという時に、「即刻、日本から帰国しろ」というのだから。
事実、このままだと、日本から母国に強制退去させられるのは火を見るよりも明らかなので、ちょっと関わりを持った自分としては、なんとかしてあげたい気持ちではあったが、この後にはここ宇都宮から隣県茨城のつくばみらい市に、また介護分野の更新許可申請の件で待ち合わせをすることにもなっていたので、「Goodbye」と言って別れたが、あのカップルは、たぶん無理なのかなと思うと、現実の厳しさを思い知らされた気がした。
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