徒然なるままに書き連ねたくなること。冬の長雨物思いの編。
事務所の椅子に座り、正面の入り口のガラス越しに、しとしとと降り続く師走の寒々とした長雨を見つめ、ひとりもの思う。
今年一年もそろそろ幕締めを迎えるが、目を閉じると、仕事のことでは、さまざまな来客である、相談者の方々の顔やその話している口調が思い浮かんでくる。
色々な相談事を受け、それに応じた諸々の申請手続き依頼も受任した。
思い起こすと、その相談事や依頼には、会社の上司から毎日のようにセクハラを受けているので、もう明日からでも会社には行きたくないから、退職届を代行作成して会社宛に送付して欲しいといったもの(これは、後で会社の人間が一時付き纏いを始めたということで、仕事上弁護士に引き継いだ。)から、遺産分割協議書の作成、業務提携契約や売買契約といった各種契約書の作成、依頼者が巻き込まれた契約トラブルへの対応(内容証明郵便による損害賠償請求手続き)など、相談者の諸々の悩みと向き合い、自分なりに誠実に依頼された事務を処理してきたつもりだ。
そして、今後は、外国人の方々が、在留資格(認められた地位を持っていたり、認められた仕事をすることで日本に在留できる資格とでもいうもの)を別なものに変更したり、そのまま期間を延期したりするなどの申請手続きを代行してする申請取次の仕事を、提携している人材派遣会社の方からの依頼を受けて、どんどん積極的に行っていきたいと考えている。
先日見た映画、「闇の子供たち」では、司法の及ばないタイの裏社会で暗躍する輩が、貧困層の子供たちを食い物にしている現状、つまり、幼児売春、人身売買や臓器密売といった、裏契約で大金を儲ける様を見せつけられた。
日本も経済格差社会となっているとはいうものの、東南アジアの社会が現すような極端な貧困格差は存在しないであろうから、その意味では、まだまだ日本社会は、彼らの目指す「黄金の国ジパング」なのだろう。
だから、これから自分が今後の仕事上で力を入れていこうとしている、入管への諸申請手続きなどの仕事は、ある種、ささやかでも、そういった社会と日本社会との架け橋にもなる重要な意味を有するとの自覚でもって事務を行なっていきたいと、誓う自分である。
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