遺産分割協議は、事前に了解していても、その場に至って難癖をつけることもあって、時に骨肉の争いの始まりになることもあるので、心配でしたがね…(^。^)

query_builder 2021/09/06
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笑顔のシニア

朝早く起きて、事務所の机にひとり座って、今日の遺産分割協議に必要な各種書類の確認を、ひととおり終えて休憩していたら、事務所の電話が鳴った。


多分そうだろうと電話を取ると、「今日はよろしくお願い致します。…」との、予想通りの依頼者からの電話であった。


今日の遺産分割協議は、被相続人の遺言はないので、共同相続人間で自由に相続協議が可能なのであり、相続人の一である依頼者の長男によれば、自分一人が、遺産である土地建物全てを相続するということで、事前の話し合いが、共同相続人間でできているということで、「それなら、大丈夫かな…」というように、最初は考えていたのであるが、依頼者の話を聞いているうちに、少し不安になってはいた。


以前に、被相続人がまだ存命中に、遺産になる予定の不動産の一部について、相続では遺留分が主張できるという旨の言い分を、依頼者に言ってきた相続人がいたらしいので、「もしかしたら、この土壇場で…」という思いはあったのだ。


依頼者の家は、事務所から車で約一時間は悠にかかるので、今日の遺産分割に必要な各種書類を手に持って、車に乗り込み、事務所を出て目的地に向かった。


生憎の雨もあって、道路が予想以上に混んでいたため、依頼者の家には、少し遅れて到着することになってしまった。


到着すると、まだ、見えていない相続人がいるということなので、遺産分割協議を行うために用意された部屋に案内され、少し出されたお茶を飲みながら待っていると、相続人全員が長テーブルに勢揃いした。


持ってきた各種書類を、一つ一つ確認しながら並べては、いよいよ作成しておいた、遺産分割協議書を説明するという段階になった。


これで、遺産の帰趨が決まるのだから、内容についての相続人間の合意の確認は非常に重要であり、こちらも最も神経を使うところである。


遺産である不動産の読み上げを終えて、その不動産全てを、相続人の一人である長男に承継させるということでいいかを確認し、最後の仕上げの署名と実印での押印に移る時には、「このサインと押印が終わるまで、このまま何もないでくれ〜」と願った。


お陰様で、以前に遺留分の話を出してきた相続人からも、なんらの異議もなされなかったので、胸を撫で下ろしたのが本音だ。


その後、無事に遺産分割協議が終了したお祝いにということで、依頼者夫婦が、特上寿司を相続人全員と私にも振る舞ってくれた。


和やかな終わりを迎えて、ホッとしたが、この後、まだ、相続に基づく所有権移転登記の手続きや、その後の農地を宅地に転用する手続き、さらに、転用した後の宅地の買受け希望者への売買手続き、そして、また、買受人への所有権移転登記手続きという、延々と続く手続きが残されている。


その手続きを依頼者が希望するように、何十筆分延々と続けることになるので、まだまだ、今回の件はほんの入り口に過ぎない。


ただ、このように、事務所から出て、生き生きと走り回れることにも、感謝をする今日このごろである。

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