事務所外の出張サービス先でのお・も・て・な・し・、人の温もりというか温情を感じて、この世知辛い世の中で、ほっと一息できました〜^_^
お客様が高齢のご夫婦二人住まいで、免許もなく栃木の北部遠方のため、私の方で、事務所を出てお話に伺いに行くことになった。
相談事というのは、もう10年以上も前に亡くなった父親の不動産を、配偶者の母親と兄弟姉妹数人の共同相続人間で、遺産分割の手続きをしたいというもので、遺産分割協議書は私が作成することになる。
特に、父親の遺言などはなく、配偶者の母親や兄弟姉妹は相続の事実上の放棄をするということなので、依頼者である長男ひとりが単独相続する形だ。
電話で頼んでおいた、被相続人たる父親の除籍謄本、母親他の相続人各自の戸籍謄本、遺産である不動産の登記簿謄本、それらの不動産評価証明書、遺産分割協議書に押印する実印の印鑑登録証明書、それに相続人各自の住民票などを確認して、今後の手続きの流れを説明した。
依頼者の希望は、最終的には、遺産である不動産を自分名義の単独所有に変え、田畑山林といった農地を宅地に転用する許可を得た上で、それらを第三者に売却したいのだという。
これから先は、遺産の分割だけではなく、農地の宅地への転用許可に要する各種の書類を揃えた上で、市役所にそれらの書類を提出する必要があるので、かなりのお時間を要しますよ、との承諾を得てやることになる。
ひととおり説明し終えた後、出された冷たい麦茶を頂いていたら、午前中早くに来たつもりだったが、気がつけばもう正午近くになる。
私が、「いや〜長居して申し訳ありません。それでは失礼致します。」と言って、席を立とうしたら、「ちょっと待ってください。もう用意しましたから、お昼食べてってください。」と誘われたので、ご好意に甘えることにした。
依頼者のご主人は、かなりの雑学者らしく、私が知らないことを次々と話題にしてくれて、私は、耳がダンボになっていた(古い〜)。
例えば、私が今記憶しているものだけでも挙げてみると、日本軍の真珠湾奇襲(パールハーバー攻撃)は、奇襲でもなんでもなかった、日本軍が襲って来ることなど、とうに察知していた米軍は、一番大事な空母は真珠湾から隠してしまいましたからね、その結果、戦艦しか叩けなかった日本は、大勝利のように大喜びしてましたが、それが仇になって、空母から飛び立った戦闘機に負けたんですからね。
かの有名なジョン・F・ケネディが、日本人記者から、日本で一番尊敬する政治家は誰ですかと質問されたときに、迷わず「上杉鷹山」と答え、それを聞いた日本の記者たちの方が、上杉鷹山を知らなかったというエピソードがあるんですよと言う。
農地扱っていると怖いですよ、見たこともない農薬を使うようにと言われて使ってみると、一年で一回しか撒かないのにずっと害虫も寄り付かないんですよ、そして、次の年田んぼを耕すと、去年撒いた農薬の粒が浮いてくるんです、よく見ると何か液体が滲み出ていて、その小さなカプセルは溶けずに残っているから、水と一緒に川に流れ込み、いずれは海に行くんですよ、こんな猛毒が入った粒が海に流れ出るって考えたら恐ろしいでっしょ、と言う。
全く、聞いていて頷くばかりの感心するばかりで、やはり、たまには事務所から出て、先達の知識や経験に触れることもいいことだと感じた。
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