なんか怪しいな〜と思った時には要注意だね(うん)。

query_builder 2021/07/11
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かわいい牛

初めに、友人と名乗る方からアポ電が入り、


「この後に、知人の〇〇さんから電話があると思うので、話を聞いてあげてください。」


という。私が、


「はい、分かりました。」


と言うと、相手はすぐに電話を切った。


そして、その後間も無くして固定電話の呼び鈴がなったので、これがそうだなと思い、


「はい、〇〇法務事務所です。」


と名乗ると、相手は早口でしゃべり始める。そして、私が、


「あの、先ほどご連絡頂いた件ですかね…。」


と言い返すと、早口でしゃべっていた相手の話がぷっつり途切れた。


「あ〜驚いた。なぜ分かるんですか〜。」


と、いきなり疑り出したかのように、怪訝な声でそのように言う。


こんな感じで引き受けることになった、この事案。


事務所に来てもらうつもりで話していたら、困ったようにこう続ける。


「これ、急ぐ話だし、でも、私ね、免許は返納しちゃったし、とても行けないから、今すぐに、この近くまで車で来ていただけます?」


私は、そういうことでは、致し方ないと、


「はい分かりました。いいですよ。じゃ、どこどこで待ち合わせしましょう。」


と、待ち合わせ場所のカフェに、時間に余裕を持って行ってみると、早めに行って待っているはずの相手が見えないではないか。決められた時間を過ぎること、約30分。それらしき人が見えた。


「すいません。バスが混んでしまって。コーヒー買って来ますんで、もう少しお待ちください。」


と、平然とした口調でにこやかに言う。こっちは、待たせないようにと、早めに来ているんだ、もう少し待ってくれなんて、なんて図々しい人なんだ。この時点で、私は、何か嫌な予感はしていたのだが。


話を伺うと、施設に入っているおばが、高齢であるうえに入退院を繰り返していて、自分の健康に不安だから、ここで正規の遺言をしておきたいと、言っていると言う。


それでは、偽造防止や紛失防止にも有効な、公正証書遺言を案内したところ、それがいいんじゃないかということにはなった。


そして、公正証書遺言の手続について説明し、私の報酬や公証人などの費用についても触れたところ、


「そんなにお金がかかるの?どうしてそんなにかかるの?…。」


と詰め寄ってくる。最初に、相談料についても話した時にも、そんな話は前もって言ってくれないと困るような口調だったので、結構ですよと断ったばかりだったためか、この人、よほど、お金に執着心がある人だなと、警戒していたところだったのだ。


その後も、何かにつけて、電話をして来ては、細かなことを、私に確認を求めてくる。


これは、ちょっと厄介な人物だな、要注意だな、そう思いながらことを進めていると、また、電話があり、市役所からこう言われたという。


「戸籍は、専門家の方で取ってくれるはずだから、何もしなくてもいいはずですよ。」


それはおかしな話で、こういう場合なら、こちらで行いますけどと、説明はしたが、納得いく様子ではなかった。


そんな、お互いの間に不信感が募って来た中、私が、


「遺言者ご本人にお会いして、遺言の趣旨を聞き取り、その原案を作成しますので、日取りはいつがよろしいですかね?」


と、姪の依頼者に問いかけると、


「〇〇さん、おばにお会いになるんですか?」


と言うので、私が、


「遺言はご本人の最終意思なので、その意思確認が最も重要になりますから…。」


と、遺言の重要性について説明しても、こう食い下がる。


「いや、前に私に全部あげると言ってましたし、じゃ、もう一度、私の方で確認しておきますから。」


「でも、どんな理由があっても、申し訳ありませんが、これは私が確認するべきことですので。」


と、その場を押し通し、面会する日を取り決めた。


そうしたら、その面会日の前日になって、おばさんが入居する施設長から、まず電話があり、ある程度のことは聞いた後に、依頼者から電話があった。


「〇〇さん、おばがね、嫌だって言うのよ。残ったものはあげるけど…。」


要するに、あなたには遺産はあげたくないってことでしょうと、思いながら、


「では、おばさんは、今回、遺言する意思はないってことですね。」


と確認して、今回の事案は、何の収穫もなく終わったのであるが、何とも後味の悪い案件であった。


依頼者の始めの話では、おばさんは、財産の全てを依頼者に預けるとの、メモを残し、確固とした遺言の意思を持っていたはずなのに、蓋を開ければ、拒否反応。


穿った見方をするならば、姪は、おばの財産を上手く横取りしようとしていたのか、そして、私が、介入せざるを得ないことを知って、諦めたのかと。



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