人材派遣会社の事務所で、ちょっぴり寂しいことがありました( ; ; )。

query_builder 2021/06/27
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男性(涙顔)イラスト

外国人の人材派遣事業の関係で、今後の戦略を練るために、派遣会社の社長さんと打ち合わせをするということで、会社の支店事務所に伺ったときのこと。


私が、支店の事務所に入るや、今まで明るく応対してくれた外国人の〇〇くんが、席にいないどころか、彼の席が綺麗に掃除されているではないか。


そのぽっかり空いたスペースが物悲しく見えて、私は、思わず、「〇〇くんは、今日はお休みですか?」と、

部屋に一人いた事務員さんに声をかけた。すると、事務員さんは、

「先日、辞めちゃいまして。」と言う。

私が、「えっ」と、驚きを隠せずに短い言葉で応答すると、

隣にいた会社の社長さんが、

「外国人の場合、こういったことはよくあることですよ。また、他の人を探すからいいですよ。」と言いながらも、

少し俯いて「参ったな〜」というような表情を浮かべた。

私は、まだ、こういった形で辞められるという経験が浅いもので、少しショックが残っていた。というより、かなり寂しい心持ちにもなった。


なぜなら、ここ1か月くらいの間に、〇〇くんとは、電話で話したり、事務所で笑顔で面会して、歓談しているうちに、この青年の汚れのない表情やら、はにかんで笑いお辞儀をしてくれた、あの真面目な仕草やらに、魅かれて行った自分がいるからかも知れない。

こう言っては語弊があるが、率直に言って、他人の迷惑など顧みない人間が増えている日本では、とても感じ取れないほどの純朴な人柄がそこにはあった。

まるで、今の日本人が置き忘れてしまった、古き良き時代の昭和の香りがして、望郷の念のような懐かしさすら覚えたからだろうか。


どちらにしても、彼がいなくたった事務所は、何かそこに忘れ物をしたように、ご主人を探していた。

彼のメールアドレスは登録してあるので、もし何かの際には、「今どうしてる?次の就職先は見つかったかい?決まったら、こっちにも教えてね。」とでも、送信してみようかと思っている。


ちょっと、聞いたところによれば、仕事で随分と悩んでいたらしい。

会社の人間ではない私には、そのあたりはあまり触れられないが、やはり、遠い異国の地の日本で、身寄りもなく、辿々しい日本語でもって、暮らしているのだから、それは不安にならない訳もないというものだろう。


〇〇くんの出身国は、聞くところによれば、「気を許すとしっぺ返しを喰らう。」風土があるということだが、少なくとも、長年裁判所という、一種社会の裏側で様々な人達と接して来た人間の私には、彼の眼差しが、人の心を裏切るほどに、そんなに曇っているようにはどうしても思えなかった。


だから、今でも、彼が、苦しみ抜いて、会社を辞するという道を選ばざるを得なかったのではないかと信じている。


でも、こういったことを経験するにつけ、行政書士として、仕事以外でも、何かお手伝いできないものか、考え続けるこの頃である。

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